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たくろう所のあゆみ
今野敏子
助け合いの会代表幹事
今から十年ほど前になろうかと思いますが、生活協同組合が厚生省管轄に置かれている中で、米沢生協の活動の一つとして、何か福祉活動的な事は出来ないだろうかと話し合われました。介護保険制度の始まる以前のことです。
 その頃すでに、米沢生協を支えてこられた組合員の高齢化が始まっておりました。そして開かれた「助けられ上手になろうね」六回の講座や、ボランティア山形の活動の体験などを踏まえる中で、94年認知老人を抱える組合員の日常生活の折、預けられる体制を作ろうという事で、間借りをして開かれたのが「たくろう所」の始まりです。ただちに助け合い活動の委員を募り30人以上の会となりました。利用者も二人、三人と増していきました。
暗中模索で始められた助け合い活動も、最初は戸惑ったことも数多くありました。その都度みんなで話し合い、検討して、対応してきました。
 会員(有償のボランティア)みんな素人ですし、お年寄りとの生活体験のない人もいる中で、励まし合い、対処のやり方の教え合いをしながら経験を積んできました。利用者の方の変化(相手のいることで、緊張感があり意識がしっかりしてくる)に驚かされたり、元気をもらったり、双方励みになりました。
 
98年10月から現在の自前の建物での活動ができるようになりました。会員の中では「駆け込み寺」とも言われていますが、すべての規制に捕らわれず即座に対応し、利用者の要望に答えながら出来る範囲内でやってきました。
ボランティアもユニークな人たち 代表幹事の鈴木チヨ子さんは大きな声でよびかける
具体的な実施内容は
日曜、祝日を除き(依頼があれば開所)月曜から土曜の毎日9時から17時まで
の通所利用(昼食、送迎つき、時間外は利用者で送迎)。
一泊から数日泊の宿泊短期利用
24時間長期滞在利用

と様々です。他に、寝たきりの方で公的施設に入所される迄お預かりもしました。ぜひ必要ということで、ヘルパー三級免許取得のための講座も開き、家庭班、職場班から30名の受講があり、各団体のヘルパーとして活躍している人もいます。
今「たくろう所」は専従者と登録ボランティアの協力や連携の輪が深まり、日々の介護も豊かになってきています。
 そんな中、2000年度から始まった介護保険制度における高齢者福祉対策ですが、いろんな規制の中で問題点が出てきているようです。

  時間をかけてゆっくり話す、ゆっくり聞く
たくろう所憲章
1、たくろう所は、そこに集う人が、楽しくゆったりと共に過ごす場です。
2、たくろう所は、どんな人でも、その人らしく輝ける場です。
3、たくろう所は、いろいろな人が、互いにかかわり合い、助け合う場です。
4、たくろう所は、自然に親しみ、地域に根ざした生活の場です。
この憲章は新藤理事が起案して、たくろう所運営委員会で作ったものです。
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